東証スタン市場 今週の値動き 3/7〜3/14(毎週月曜日更新)
2016年3月14日 東証スタン市場 コメント (4)今週のスタン市場は、『イニストラードを覆う影』の発売を来月に控え、先物買いを中心に活発な値動きとなった
先週末は、国内においてPWCCや第6期スタン神挑戦者決定戦などが行われた
「グリクシスコントロールなど、低速デッキの活躍が目立った。環境にミッドレンジが溢れていく中、それを見越した動きが強豪プレイヤーから示された形だ」(大手証券)
「どちらの大会においてもTOP8にアブザンアグロが残らなかったのは驚きだ。環境末期にして、まだまだメタゲームは成熟途中と言える」(中堅証券)
など、市場の注目度も高かった
また、一部では早くも新環境を見据えた動きも見え始め、既存銘柄の物色が続いた
まず、『ヴリンの神童、ジェイス』が急伸だ
スタン市場のトップ銘柄を長らく堅持しているが、今週はさらに一段高。1000円以上値を上げ、現在は11500円前後で推移している
「カードパワーの高さはもはや説明不要だが、SOIでマッドネスが収録されることが決まったことがさらに買いを呼んでいる。ルーター能力で手札を入れ替えながらマッドネスで呪文を唱える動きが実現すれば強烈だ」(大手銀)
との声も聞かれ、発売来の最高値を更新している
一方で、『コラガンの命令』は冴えない
先週から400円近く値を下げ、今週は2800円前後となった
「市川ユウキプロも指摘した通り、このカードの価値は2点の火力を当てる生物がいるかどうかに左右されやすい。環境に『反射魔導士』や『森の代言者』のようなタフネス3の生物が増えてくると、相対的に弱くなってしまいがち」(地方銀)
「次環境でマッドネスが帰ってくるということで、ディスカードのモードの強さも担保されにくくなってきている」(生保系シンクタンク)
など、こちらはジェイスとは対照的に、マッドネスの導入が売りの材料になってしまった格好だ
先物買いの中では、『目覚めし処刑者』の値上がりが文字通り目覚ましい
今週は550円前後。先週から400%を超える大幅高となった
「これまでは、いいとこ青黒コントロールのサイドボードに1枚採用される程度だったが、SOI後のゾンビの種族シナジーが注目されている」(前出の大手銀)ことが、プレイヤーの買い支えの材料となった
しかし、「『戦乱のゼンディカー』の発売前にも『書かれざるものの視認』が急伸したが、その後は反落した。値動きに敏感な一部のプレイヤーによる仕掛け的な買いの側面が強く、中身が伴うものではない。バブル的な値動きで上値を追うのはリスクが伴う」(たくわ系証券関係者)
という指摘も聞かれた
反面、『現実を砕くもの』は軟調
先週から250円近く値を下げ、現在は650円前後となっている
「環境に『はじける破滅』が多く見受けられることが値の重しとなっているが、「先物買い」という点ではむしろこちらを推したい。『はじける破滅』さえローテ落ちしてしまえば、このカードも見直される。押し目買いの時だ」(前出のたくわ系証券関係者)
という声も聞かれた
今後のスタン市場は、『イニストラードを覆う影』の公式プレビューがいよいよ本格化
それに加え、国内ではBMIとBMO、海外ではGPパリという大型イベントが控えている
「今回は大規模なリークもなく、SOIの目玉銘柄も未発表の状況。サプライズ的なニュースがあれば、市場の刺激になり得る」(前出の中堅証券)
との声も聞かれ、引き続き注目を集めそうだ
(了)
コメント
ありがとうございます!そう言っていただけますと本当に嬉しいです
こちらからもリンクさせていただきました。今後とも何卒よろしくお願いします
元が高いからかなあ?
猛禽は一度高騰して、その後の反落まで一通り済んじゃってるからな
もう使いたい人は持ってる感じだし、今から大きく動くことはなさそうかもね