タルキールブロックは、個人的には非常に思い入れが深い

それまでは「mtgは趣味の中の一つ」でしかなかったものが、競技志向に一気に傾いたのも覇王譚が出た頃だった

「俺はどんな時でもグルールしか使わねえ!」なんていうちっぽけなこだわりも捨てて、真剣にメタゲームに向き合うようになった



そんなタルキールブロックの中から、来月にローテ落ちするKTKとFRFのカードについて、思い出深い5枚をランキング形式で書き連ねておきたい



5位 アブザンの魔除け

強いよねー。これ

「汎用性」って言葉を体現した1枚だと思う

アブザンを使っていれば、エスパードラゴンに対するサイドボーディングで悩むこともなかった

腐るリスクが高いから出来るだけ生物除去は減らしたいんだけど、オジュタイに対応出来なくなるのはマズイ…

そんな時も、アブザンの魔除けがあれば全て解決

オジュタイやシルムガルに触ることも出来るし、除去が不要ならドローでカードアドバンテージに変換する


本当にお世話になり続けたよ。いいカードだった



4位 残忍な切断

探査呪文はどれも凄かったけど、一番使ったこいつを選出したい

いやー探査呪文が稼ぎだすテンポは凄かった

パワーカードてんこもりの超重量デッキでも、簡単に1T複数行動を実現する

「テンポを巻き返すには手数が大事」という基本的な概念を俺に教えてくれたという点でも、印象的な1枚



3位 風番いのロック

個人的には、エルズペス亡き後の環境最強のフィニッシャーといえば、オジュタイでもなくウギンでもなく、こいつを推したいね

5マナというスピードで、3/4飛行が並ぶのは圧巻

アブザンアグロでも大活躍だけど、白日の下にデッキでもまた本当に頼もしかった

こいつをサーチしてきた時は、いつも相手が溜息をついてくれて、それはそれは気持ちよかったもんさ



2位 包囲サイ

まあ、なんていうか、こいつなしにタルキールは語れないでしょ

ほーんと、よく使ったし、よく使われた

押され気味の盤面を盛り返す時も、押し気味の局面でトドメをさす時も

いつだってサイは心強かった

多色環境を象徴するスーパーエースだったね。おつかれさまでした



1位 フェッチランド各種

正直、こういうところで土地を挙げるのはあんまり好きじゃないんだよね

だって、土地なんか基本的に色さえ合えばよっぽど弱くない限りは使われるじゃん?

「新セットの注目カード、1位はフェッチランドです!このカードは使われますよ!」とか言われても、「はいはい。そんなんわかってるわ」って感じじゃん?


でも、さすがにフェッチランドは取り上げないわけにはいかない

今のスタンダードはその全てにおいて、フェッチランドありきで考えられている

それは赤単でさえ同様で、フェッチランドがなかったら簡単に緑タッチなんか出来たわけがない


BFZでバトルランドが加わってからは、その暴れっぷりに拍車がかかった

俺の大のお気に入りの白日の下にだって、フェッチランドがなかったら紙屑でしかなかっただろう

ブルーアブザンやら、ダークジェスカイやら、グリーンマルドゥやら……

全ての骨太パワーデッキ達の、根幹を支えてきた


サーチとシャッフルが頻出することでゲームの進行に影響が出たり、環境の多色化が進みすぎたりと、ネガティヴな意見も多く聞かれた

だけど、俺としてはフェッチランド亡き後のスタンダードを考えることが非常に辛い

ローテーション落ちでここまで大きな喪失感を抱くのも、初めてだと思う


お世話になりました。本当に本当にありがとう




あれ?FRFのカードがないぞw

ウギンはあんまり使わなかったし、メンターはいまだに買いそびれてるからな。仕方ないね



今回挙げれてないものの中にも、ディグやらカマキリやらはじける破滅やら……


このローテーションは本当に寂しいけど、別れがあれば出会いもある

SOIのプレビューを見てる限り、第一印象では強そうなカードも多いし、新環境も楽しみやね
戦乱のゼンティカーのプレビューに毎日ガッカリワクワクしているわけやけど、やって来る新環境を前にお世話になったテーロスブロックとM15のカードについて色々書いておきたい


思い出深いカードをランキング方式で…



5位 かき立てる炎

俺に「テンポの大切さ」を叩き込んでくれたカードやったね

トークンばら撒きながら火力を放つその動きは、試合の主導権を一気に引き寄せてくれた

良き相方である熟練扇動者のほうが目立ってしまうのは仕方ないことかもしれないけど、一時期スタンのメタのトップに君臨した赤白デッキの強さを縁の下から支えたのは、間違いなくこのカードだと思ってる



4位 嵐の息吹のドラゴン

もうね、2年間ずっーと使ったよ。本当に君にはお世話になった。ありがとう

最初の出会いは赤単信心だったね。プロテクション白を持つ君の一撃は、数多のアゾリウス使いを葬ってきたよね

グルールミッドレンジの頃も楽しかったよね。ドムリの能力を使う時にはいつも君がめくれないかと祈ってたもんさ

4色ミッドレンジ(http://mtg1919takuwa.diarynote.jp/201509062227245637/)なーんていうのもやったよね。アブサンに君をタッチするなんて無茶、よくやったよねホント。でも、おかげさまでフィーチャーシートに座るなんて経験が出来たよ。ありがとう

その次は赤白ミッドレンジだったかな?岩へ繋ぎ止められるのなんかゴメンだって君が言うもんだから、同型対決では君をたくさん引いた人が勝ってたよね

最近じゃマルドゥドラゴンだったかな。コラガン君も、君がいないと張り合いがないって言ってたよ


2000円をちょっと超えたくらいの時に4枚揃えて、当時はちょっと財布に痛かったけれど、投資以上に使わせてもらったよ。本当に2年間ありがとう



3位 クルフイックスの狩猟者

ホントただ強やったわー

置いておくだけで誰でも簡単アドバンテージ

今でも緑絡みの3マナ域は超がつく激戦区だけど、その先頭を走り続けた1枚だった


また、ライブラリートップが公開されることで、両者のゲームプランに影響を与えることも面白かったね

公式ではその点が「失敗だった」と評されてるけど、個人的にはプレイングについて考えさせられるいい機会になった

占術土地を置くタイミングやフェッチを切るタイミングについて丁寧になったり、試合中に細かいメモを取るようになったりしたのは、間違いなくこいつのおかげ



2位 太陽の勇者、エルズペス

テーロスブロックの間はもっぱら使われる側。そして、アブサン家に入ってからは使う側にまわった

この1枚がどれだけの試合の決着をつけたんやろ

+と−、どちらの能力も盤面への影響力がとてつもなく高い

6マナというマナコストは、現代の構築環境ではかなりの減点材料だったと思う。それでもこれだけ使われ続けたことが、このカードの強さを如実に表していると思う



1位 思考囲い

まあ1位はこれしかないよね

ほんと、どうしようもなく憎たらしいカードだったし、どうしようもなく頼りにもなるカードだった


こいつについてはプレイングについて考えさせられることが本当に多かった

撃つタイミング、抜くべきカード、サイドイン(サイドアウト)すべきかどうかなどなど…

思考囲いを上手く使えるかどうかで、プレイヤーの差が出てしまうように感じていたから、下手くそなりに凄く考えさせられたよ(http://mtg1919takuwa.diarynote.jp/201509021044082950/

ゲーム中の働きのみならず、そういった点からもとても思い出深い1枚




いやーこうやって思いのままに書き殴ってみると、テーロスブロックとM15が落ちるのは淋しいなあ

思い返してみれば、テーロスブロック導入の際も「カードパワーのデフレ」は叫ばれていたっけな

まああん時は、代わりに落ちるのが悪名高きイニストラードだから仕方ない感はあるけどwww


ホント、戦乱のゼンティカーのカード達にはガッカリしてるんだけど、いつの日か「戦乱のゼンティカーが落ちるなんて寂しい」と思える日が来るんやろか……



っつーことで、ありがとうテーロスブロック!!ありがとうM15!!







ニクスへの旅なんてなかった

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